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レーシックQ&A-カスタムアブレーション・ウエーブフロント

Q、 カスタムアブレーションとウエーブフロントは同じものですか?
A、

カスタムアブレーションとはカスタマイズすなわちオーダーメイドの矯正のことで、各人の角膜の形状に合った矯正をすることをいいます。その代表的なものが、ウェーブフロント技術を使用したLASIKです。ウエーブフロントは、波面と訳され最近の眼光学の世界で注目されているもののひとつで、光を線ではなく波動として捕らえ、これにより近視・乱視などの屈折異常をなくそうというものです。従来の眼鏡などの矯正方法では球面レンズ(近視・遠視)と柱面レンズ(乱視)の組み合わせでしか矯正できず、いわゆる不正乱視と言われる規則性のない乱視は矯正できませんでした。これをウエーブフロント(波面)で解析するとその不正乱視成分も波面収差(ズレ)というもので表現でき、この波面収差を限りなく0にすることにより理想的な矯正が得られるというものが次世代の屈折矯正技術とされております。これにより人間は究極の視力4.0を得ることも可能といわれています。

この目標に向かって技術開発されておりますが、その一つがwavefront-guided LASIKです。これは、まず波面センサーとよばれる波面収差を解析する装置でその人のすべての屈折エラー(近視・遠視・正乱視・不正乱視成分)を検出し、それをもとに次世代型レーザーでそのエラーを矯正しようというものです。現在、技術的には可能な域に達しましたが、まだまだ解決されなければならない問題も数多くあり、発展途上といったところにあるといえます。一つは人間の目はプラスティックではなく手術その他により常に変化していること、一つはいくら精度の高いレーザー照射を予定しても、照射中のわずかな目の動きにより狂ってしまうなどです。後者に対しては目の動きに追尾するレーザーが開発され当院でもすでにこのシステム(アイトラッキングシステム)を導入していますが、完璧なる精度を求めると今後は眼球回旋などさらに細かく追尾することも必要かと思われます。

現時点ではこれを行なっている米国での成績を見ますと、開発当初の勢いは少しトーンダウンしており、確かに良いデータはでるものの、従来のレーザー矯正方法と格段の差は無く、今これにより恩恵をこうむるものは手術前より不正乱視がある方であるとも報告されています。

当院では、2004年9月ウエーブフロントシステムを導入し、新技術を必要とされる方に積極的に治療を行っております。

新レーザーによりとてもよい成績を得ておりますが、今後ますますレーザー技術が改良・進歩することにより、さらにパーフェクトな矯正が可能となる日がおとずれることと思われます。


Q、

次世代のレーザー・カスタムアブレーションを待った方が良いのでしょうか?

A、

乱視が強い場合は現状のレーザーでも十分矯正可能です。不正乱視といって規則性がない乱視の場合はカスタム・アブレーションができるWavefront-guided LASIKを待たれた方が良いでしょう。また、瞳孔が大きい場合は今のレーザーでもあまり変わらないとは思いますが、高次収差といってハイレベルな屈折エラーの補正に対してはWavefront-guided LASIKが有効とされています。


Q、 他の方の質問へのお答えをみているとカスタムレーシックはまだ時期尚早という気がします。眼科ではよりよい方法として紹介されカスタムにするつもりですが、よりよい方法ではないのでしょうか。セカンドオピニオンを求めた他のアメリカ人眼科医はモノビジョンにするならカスタムの必要はないとも言いましたが、実際はどうでしょう。カスタムは通常のモノより$1000高く、$5300です。
A、 現在、カスタムは必要な人には積極的に行っております。必要な人というのは、元もとの固有の不正乱視成分をもっている方です。それが、あまり強くない方は、通常のものとあまり差は無いように思います。

ご注意

このQ&Aは中村の個人的見解も多分に含まれており、又、御覧頂く方によりましては適切でない場合もありますので、鵜呑みにせず、あくまでも参考としてご活用いただくようお願いいたします。

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